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【 VOL.10】 夢の話  
     
 
 
始まり
 
夢の話
 

ある日の夢の話。

夢だったのか、妄想だったのか、ふと目覚めた午前3時の行ったり来たり。

閉じた目の裏側に、白い衣服を着た人々が十数名、登り窯かと思える細長く土っぽい斜面をワラワラと動いている。
  少し高い所から、その様子を俯瞰するように見ている私の今の魂は、これを秀吉の時代に朝鮮から連れてこられた陶工達だと判断している。 そして、この中に前世の私がいる事を感じている。
  「やはりそうだったのか。」 夢の中で私の魂は思っている。
 朝鮮時代の陶工の身分は低い。「だから私は人を使うのも、あたり前のサービスを受けるのも苦手なのだ。」と、思っている。
  「もしかしたら、あの韓国の美術館で見た朝鮮時代の陶器の中に私の前世が創ったものがあるかもしれない。」と、一瞬、魂が興奮した。
 かと思うと、「だから韓国語も年のわりには上手くなるのだ。」と、唐突に思っている。
 そして、「たったの500年やそこらで生まれ変わったのか。」と、がっかりしている。
  「今このまま死んだら、やり残した事が多くて、又すぐに生まれ変わらなければならないのだろうか。」と、更にがっかりしている。
  だから、「もう少し頑張らねば。」 言葉も「前世が朝鮮の人なら韓国語の上達はあたり前だから英語も頑張らねば。」と、思ってる。

随分とおかしな顛末ではある。しかし、ここで目覚めた私はしばらくの間、ぼーっと夢を反芻しながらニタニタと笑い続けた。

繰り返し、夢のシーンを頭の中で映像化する内、あれは登り窯の周辺の陶工達ではなく、朝鮮時代のお葬式か、何かの祭祀のシーンだったのではないかと思ったりもした。

そうなると、私の前世の葬式だったのかもしれない。

勿論、どっちでもかまいはしない。
  ゆるゆると流れる夢と妄想の行ったり来たり、、、。

やはり、ぼーっと、ニタニタしてしまうのだ。

2011.1.30
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